某建設会社に経営事項審査の評点アップ指導に行ってきましたが、こんなことが皆さんの会社でも有り得るかもしれません。

それは固定資産台帳に、会社に存在しない固定資産が未だ、除却されなく計上されているのです。

どうしてこのようなことが起きるのか?それは社長さんが、決算等の実務を経理部長等に全面的に任せていることにより発生します。

また経理部長は、その固定資産台帳に計上されている減価償却資産の削除(正しい経理処理を行う)を面倒くさくて行っていないということで発生するのです。

当然その経理担当者も入社してからそのままだからと言って気にもとめません。

減価償却資産の見直しにより、経審の評点があがるのですよ。

皆さんも過度の固定資産の保有は 経営状況分析の点数をさげることはご存じのとおりです

財務諸表の中の貸借対照表に固定資産と計上される金額は,固定資産(建物、建物付属設備,構築物,機械装置,車両運搬具,工具器具備品)の金額より減価償却費の金額を差し引いた金額です

会社には固定資産台帳,減価償却費を計算した一覧表,明細表が必ずあるはずです。

ここで驚く無かれ

指導に行った会社には

この固定資産台帳の中には、経営者や専務また経理担当の知らない資産が、償却済みの資産計上の他にもあったのです

この資産を無くすれば経審の評点もアップするのです